公益社団法人 岡山県野菜生産安定協会

岡山県特色ある野菜紹介

■そうめん南瓜

そうめん南瓜の写真

基本データ

名称そうめん南瓜
(そうめんかぼちゃ)
大きさ平均的なもので長さ30cm位で、一般に黄色
重さ平均的なもので2kg程度
6月下旬~7,8月
選び方表面が硬く、鮮やかな黄色なものが◎
ずっしり重いかがポイント
調理法輪切りにして茹で、ほどけたら冷水で冷やしていただくと◎
そうめん南瓜の畑と海の写真

この野菜、みなさんご存知でしょうか?

平成23年夏には、テレビ放送で取り上げられ反響を呼びました。

このように輪切りにして茹でると、糸が解けるようにほぐれていきます。

冷水で冷やし、三杯酢やめんつゆでサラッとシャキシャキの食感を楽しみながら食べられます。

もちろん、かぼちゃの一種なのでヘルシーですね。

岡山県では、県南部に位置する日本のエーゲ海として知られる瀬戸内市牛窓で多く作られており、この地域では昔から食されてきました。

見た目は黄色い塊で、一見かぼちゃには見えませんが収穫前の様子を見ると、やっぱりかぼちゃですね。

麺のようにほどけていく様子、かぼちゃとは思えない食感ですよ。

半分に切って断面が見えるそうめん南瓜の写真

包丁で切ったところ。これを茹でると…

鍋の中でほどけてきているそうめん南瓜の写真

そうめんのようにほどけてきます。

■冬瓜(とうがん)

畑の冬瓜の写真

基本データ

名称冬瓜(とうがん)
大きさ平均的なもので長さ50cm位
重さ平均的なもので4kg
6~9月が収穫最盛期
選び方皮の緑色が濃く光沢と張りがあるものがオススメ。ずっしりと重く、切り口のみずみずしいものが◎
調理法独特の味というものが、あまりないのが冬瓜の特徴。
だしで煮るとしっかり滲みこみとろけます。
まな板の上のカットされた冬瓜の写真

皮は厚めに剥きます。

冬瓜(とうがん)とは、「冬」の「瓜」と書きますが、実は冬に旬を迎える野菜ではありません。収穫最盛期は夏で、収穫後も長期間保存がきくので「夏収穫したものが冬までゆうに日持ちする」という意味で付けられた名前のようです。

重さは、平均的な物で4kgもあり、とても大きな野菜です。

収穫前の様子(左上写真)は、緑色の大きな塊ですが、切ってみると瓜らしいですね。

皮が分厚いため、厚めに皮を剥いていただいて調理します。

冬瓜の煮物の

煮ると旨みが滲みこみます。

和食料理屋や割烹などで、冬瓜の餡かけなんてメニューをご覧になったことありませんか?

冬瓜自体に味があまりないため、煮ると旨みが滲みこみ、どんなお料理に入れても美味しさの邪魔をしません。

餡かけとカレーに入れてみましたが、いい具合にとろけてしっかり味が滲みこみ大変美味しくいただけました。

■しろうり(白瓜)

しろうりの写真

基本データ

名称白瓜
大きさ平均的なもので果長約30cmの円筒形
重さ平均的なもので500g程大きさ
5月
選び方皮がなめらかで、重みがしっかりあるものが◎
熟しすぎたものは避けましょう。
調理法濃い味の漬物に最適。酢の物にする場合は薄く切り塩もみをして余分な水分を抜いてから調理しましょう。

しろうりといえば、皆さんが見かけるのは「奈良漬け」などの漬物が多いかと思います。

漬けられた状態では、しっかりと色・味が入りしんなりしていますよね。

そんなしろうりも、元は皮が薄緑色で果実は白色です。

圃場風景はこんな感じ。この生産者さんの圃場では、ハウスでトンネル栽培をされていますね。

漬物だけでなく、スープに入れたり、煮物にしたり色々な食べ方ができる野菜です。

ぜひ挑戦してみてください。

しろうりの圃場の写真

しろうりの圃場の風景